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# ツナボニコレクションズ(Tunaboni Collections)公式ブログ

# mariageシリーズ「バレンタイン街頭インタビュー」&3/22発売予定Vol.5佐々木陽編ちょっと出しSS

※テレビの街頭インタビューに答える4人(峯岸達己、樋口涼、月村海、宇佐美晃)のお話+3/22発売新作「mariagevlol.5佐々木陽編(CV河村眞人)の本編前のお話を少しご紹介します
シリーズサイトはこちら


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(バレンタインデー間近の某所の駅前で、とあるテレビ局が街録を行っている)
インタビュア(以下IV)『はーい。今私は○駅前に来ています。間もなく2/14がやってきますね。男性諸氏にはそわそわドキドキの一日ではないでしょうか。今からここを通る男性の方にバレンタインデーにまつわる悲喜こもごものエピソードを伺ってみたいと思います!』

①峯岸達己の場合

IV「あ、早速、サラリーマンの方が来ましたよ~、ちょっとお話を伺ってみましょう」
   //IV、峯岸達己のそばに近づく
IV「すみませーん、テレビ●●ですが、少しお時間いただけますか~」
達己「? はい?」
IV「もうじきバレンタインデーですね。よろしければバレンタインデーにまつわる思い出など、何かお聞かせいただけないでしょうか」
達己「あー……そういう企画なんですね。えーと……思い出……何かあったかな~」
達己「……あ。昨年の話でもいいでしょうか」
IV「ハイ、大丈夫です!」
達己「妻と一緒にデパートのチョコレートフェアに行ったんです。日本では売っていない商品を見つけまして。それがすごく美味しかったんですよ」
IV「ほおお」
達己「それで、買い足そうと思ったんですが、あっという間に売り切れちゃったんですよね。残念な思い出です」
IV「なるほど~がっかりされたんですね」
達己「今年こそリベンジしようと思ったんですけど、そのメーカー、今年は日本に来てないんです」
IV「あらー」
達己「なので、思い切ってお取り寄せをしました」
IV「え、すごい!」
達己「シンガポールのホテルの中にショップがあるんですよ。現地の同僚に送ってもらうように頼みました。そろそろ届くんじゃないかな?」
IV「あれ、そうするとご自分でご自分のチョコを買ったってことですか?」
達己「いえ、自分はどうでもいいんですよ。妻に食べさせたいと思って」
達己「もうね~あの人、食べることが大好きなんですよね。喜ぶ顔が見たくて。はははっ」
IV「……あらー、素敵ですねぇ(愛妻家だわぁ)お忙しいところありがとうございました!」
   //達己、にこやかに去る



②樋口涼の場合

   //IV、樋口涼のそばに駆け寄る
IV「すみませーん、テレビ●●なんですが」
涼「ハイ?」
IV「もしよろしければ、バレンタインにまつわるエピソードなどをお聞かせ願えませんか?これぞっていうお話があれば!」
涼「……バレンタイン……? これぞというエピソード……え、どれだろ」
IV「あら、もしかしてエピソードがたくさんあるんですか~」
涼「うーん?まぁそこそこ」
IV「(いいぞいいぞ)モテすぎて困っちゃったな~みたいなエピソードがあったら教えてください」
涼「あーあったかも。…………あ。これってこのまま放映しちゃいます?」(小声で囁く)
IV「あ、なんでしたら編集でモザイクかけて音声変えますけど!」(小声で囁く)
涼「ええ……?……いや。今のはカットしてください。別にどーでもいいんだけど、一応嫁への礼儀で」
涼「じゃあやり直しますね。……3,2,1,キュー!」
IV「(仕切ってる!)」
涼「……エピソードですか? ありますよ、強烈なインパクトのあるヤツを昨年もらいましたから」
IV「あらー、どんなチョコレートでしょうか」
涼「俺、ハンバーグが好物なんですけど、嫁がその日ハンバーグを作ってくれまして」
IV「あ~、いいですね」
涼「そんで、その中にホワイトチョコレートが仕込んでありました……本人はいたって大真面目なんですよね」
IV「えええ!……どんなお味だったんですか!?」
涼「いや~……死ぬほど美味かったです(カメラを向いて)ひよこ、今年はごくフツーのチョコでいいからな!愛してるぞ!」
IV「ぶっ(吹き出す)」
涼「うまく編集してください。よろしく~」
   //涼、軽やかに去っていく
IV「楽しい方でしたね。ホワイトチョコ入りのハンバーグ、一体どんなお味なんでしょうね」



③月村海の場合

   //IV、月村海のそばに駆け寄る
IV「すみませーん、テレビ●●と申します~」
海「ふおお、テレビ局……」
IV「学生さんですか?」
海「あ、いえ、社会人です」
IV「まぁ失礼しました。今、ここで男性の皆さんにバレンタインデーにまつわるエピソードを伺ってるんですよ。よろしければお願いできますか?」
海「…………ばれんたいん……? 男子ばかりの学校だったので特には……」
IV「(あら、どうしよ)子供の頃のお話でもいいですよ」
海「子供の頃は……虫歯が多くておふくろから糖分を制限されてました……もらったチョコレートも全部は食べさせてもらえなかったです」
IV「あら~(可哀想……)じゃあ甘いものがお好きなんですね」
海「だいすきですっ! 一日一回は甘いものが食べたいですっ!」
海「あ、そうだ。今度スイーツブッフェに行くんですよ。バレンタインスペシャルのチョコレートファウンテンが楽しみで」
IV「まぁいいですね~、どなたといらっしゃるんでしょう?彼女さん?」
海「いえ、妻です。……うわ……やっばい、人前で妻とか言っちゃった……はずかし~」
IV「え!結婚されてるんですか?お年はおいくつ?」
海「24歳です」
IV「おお……奥様はもしかして年上の方ですか?」
海「えっ、なんでわかるんですか」
IV「(わかるよ、キミはそんな感じだよ)では、テレビの前の奥様に一言どうぞ!」
海「えー? えへへへへ……おんちゃーん、大好きだよー。ブッフェでいっぱいチョコ食べようね~。えへへ、これでいいですかー?」
IV「……ありがとうございました! 年下の旦那様に奥様への愛を叫んでいただきました!」
   //海、テレビスタッフに会釈しながら去る



④宇佐美晃の場合

   //晃、ぼんやりと立っている
IV「すみません、テレビ●●と申しますが~今お時間いいですか~」
晃「ん。あ、私ですか?」
IV「はい。今、皆さんにバレンタインデーにまつわるエピソードを伺っているんですが、もしよろしければお聞かせ願えないかと思いまして」
晃「ばれんたいんでーにまつわるはなし」
IV「はい、何かありますか?」
晃「………………(考えている)」
IV「あの、バレンタインデーはご存知、でしょうか」
晃「はい。知ってますよ。男性がチョコレートをもらう日ですね」
IV「(不思議なテンポだ)では、バレンタインチョコレートの思い出はありますか?」
晃「!……あります! ちょっと待ってください。(とカバンをごそごそしだす)」
IV「??」
晃「これ、どーぞ召し上がってみてください。抹茶チョコレートです。私が商品化したものなんですよ。もー、苦労の思い出しかないです」
IV「(え、食べるの?カメラ回ってるし大丈夫だよね)……(もぐ)……美味しい!!」
晃「ああ、それは何よりです。今●●デパートのバレンタインフェアに出店してますので。よかったらお越しくださいね」
IV「なんと! 偶然にもバレンタインチョコレートを作る側の方だったんですね!」
IV『(まとめるか)女性でも男性でもバレンタインデーは心ときめくものですね。みなさんはこの日をどう過ごされますか?ハッピーバレンタイン!』
   //「カット」の声がかかる
晃「ありがとうございます。声をかけてもらえてラッキーでした。宣伝になりました」
IV「……期間中はずっと●●デパートにいらっしゃるんですか?」
晃「いや、妻と交代です。地元との往復をしてまして今から引き継ぎなんですが……あ、来ました」
晃「こっちですよ~」
   //晃の妻、晃のそばに駆け寄る
晃「あれ、鼻が赤いですね。そんな格好で寒くない?もっと着込んでくればよかったのに」
   //晃、自分のマフラーを妻の首に巻く
晃「ほら、マフラーをしなさい。……駄目です、風邪を引いたら大変ですから。……ふふ、私の匂いがします?」
晃「(IVに)じゃあ失礼します。どうもありがとうございました」
   //晃と妻、いちゃつきながら去る
IV「………嫁バカ・オールスターズ……?」
(了)
【告知】mariageシリーズ月村海(CV昼間真昼)&宇佐美晃(CV土門熱)のアソートディスクの制作が決定しました!
発売は今年の夏頃の予定です。お楽しみに!



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「帰りたい!」
(トラック1の直前のお話)

「ハルー、今からファミレスに寄って今回のロケの反省会するみたいだぞ。おまえどうする?」
空港ロビーでロケスタッフの一人に声をかけられる。
成田到着→解散→直帰だ直帰だ!と心の中で決めてたのに……。
「あー……どうしよ」
「まぁ、おまえはメイクだからDの駄目出しはないと思うよ。行かなくてよくね?愛する新妻の元に帰りたいだろ」
「うーん……とりあえず。Dにお先に失礼しますって挨拶だけして帰るよ」
「おお、そうしろ」
ところが、かのディレクターが誰ぞに電話をかけていて、それがなかなか終わらない。
長い!帰りたい!長い!帰りたい!
嫁には寝てていいと言ってあるが、出来れば起きている顔が見たいんだ。
電話が終わるのを待ってようやく声をかける。
さっくり挨拶だけで終われると思いきや……あー何でこうなる。ディレクター、雑談が長すぎます!
リムジンバスの最終って何時だっけ。
頼む……早く帰らせてくれ!
(了)

# mariageシリーズ「ハロウィーンの日ショートストーリー」

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(峯岸夫婦編)

「ただいまー」
『おかえり、たっちゃん』
「ハロウィーンは日本に浸透したねぇ。駅前は仮装してる人がいっぱいだったよ」
うん、すごかったよね、と返事をするおまえにギフトBOXを見せる。
『?』
「ハロウィーンのお菓子だよ」
『おおっ嬉しい。ありがとう』と受け取る手前で寸止めする。
「ちょっと待って。お約束のセリフをどうぞ」
『えーと……お菓子をくれなきゃイタズラするぞ?』
ちっちっちっ、と俺は指を振る。
「もう少し変化球が欲しい」
『?なんて言えばいいの?』
「『お菓子をくれなきゃイタズラさせてあげないぞ!』てのはどう?」
『……た、たっちゃん……』



(樋口夫婦編)

とある制作会社のハロウィーン仮装パーティーに毎年参加しているが、今回は嫁を同行させる。
嫁を新人デザイナーとして売り込む狙いがあるからだ。

「と、いうわけでおまえはこれを着ろ」
『……ヒヨコの着ぐるみ……』
「抵抗ないだろ?仮装じゃなくて実装だから」
『……実装!?……そういう涼さんはどんな仮装なんですか?』
俺はここ数年ずっと同じ仮装で通している。
最初の頃は頭を悩ませて工夫をしていたが、今はもう気楽にやることにした。
「俺はここんとこ『ウォーリーを探せ』のウォーリー一択だな。被り物もなくて楽でいい」
『おお、涼さんも実装なのか』
「……なにぃ?……いいから俺のために見せてみ。ひよこinヒヨコを。ほらほら着替えろよ」
『……(もしかして自分が見たいだけなんじゃ)……』

(こうしてウォーリーとヒヨコは仲良く手をつないでパーティーに出かけていきました)



(月村夫婦編)

ハロウィーンの日の商店街は、それぞれの店を訪れた子どもたちにお菓子を配るイベントをしている。
前日俺はその袋詰めを手伝った。

「子どもたち、喜ぶだろうねぇ」
『仮装した子どもたちってすごく可愛いよ』
「だろうねぇ………ん?それは何?」
ああ、これ、とおんちゃんが手にしたのは小さなポットだ。お菓子と一緒に渡すらしい。
『これはエアプラント。園芸の楽しみを知ってもらえたら嬉しいなって』
ポットをビニール袋に入れていく優しい手つきを見ていると、うちの店の花は幸せだなぁと思う。
(そんなこの人といる俺も幸せなのは言うまでもありませんけどね?)
「子どもたちがお花好きになってくれるといいね」
『そうだねぇ……将来このお店のお得意様になってくれないかなぁ……?』
「……おんちゃんの目がまた商人(あきんど)に……」



(宇佐美夫婦編)

(某所のハロウィーンの行列のニュースをテレビで見ている2人)

「仮装はわかるんですけど、何でぞろぞろ歩いてるんでしょうね」
『たくさんの人に見てもらいたいんじゃないかな?』
「……数年前、ハロウィーンの日だと知らずに関西の繁華街でフグを食べることになって」
『フグ!』
「ええ、フグです。でも道いっぱいに人がいるんですよ。仮装行列に逆行する形になって予約時間に遅れたことがあったなぁと」
『それで?』
「いえ、オチはありません。……なのでハロウィーンというとフグを思い出すっていう話」
奥さんはプッと吹き出した。
「今、笑うところありました?」
妙に大人びて『晃さんて自然体ですよねぇ』など言ってのける奥さん。
「それは天然って意味かな?……返答次第ではイタズラしますよ?」

(返答を待つまでもなくイタズラに及ぶ晃)

(了)

# 発売まであと3日!mariage_Vol.4発売記念ショートストーリー

6/27発売のmariage_Vol.4宇佐美晃編(CV土門熱)のお話です。
こちらはサンプル①の冒頭部分のエピソードをSSにしたものになります。
本編ご視聴前でもネタ的には影響ないと思いますが、気になる方は本編後にお楽しみください。

mariageシリーズサイトはこちら
vol.4宇佐美晃編はこちら(サンプルボイス公開中です)

「変わらないもの」

「そう言えば、あなたに聞いてみたいことがあったんですよね」
-?
「あの時のことなんですが……」
と、話は過去に遡る。


銀行でのランチタイム。
受信メールの【合格しました!】のタイトルを見た瞬間ガッツポーズをしてしまい同僚に驚かれた。
「いや、家庭教師をしている子が受験に合格したので」と話すと「ああ、あの例の」とうなずかれた。
「可愛いって自慢してた子だろ。上手いことやってんなーと思ってた」
ずいぶんと失敬なことを言う(可愛いのは本当だけど)
お祝いに何か贈ろう、と考え始めたものの、十代の女の子の好みそうな物を思いつくはずもなく。

その後、プレゼントを渡すだけでは味気ない、食事も一緒に、と考えがまとまったのだが、『十代の女の子の好み・その②・食事編』の問題にぶち当たる。
パンケーキ?ハンバーグ?そうするとファミレスが無難?いやいや、悪くはないが「ハレ感」が薄い。
メニューが老若男女に対応、それなりにハレの雰囲気もあって堅苦しくなくて、と選抜していくと、我が家が昔から通っているイタリアンの店が適当と思われた。
さて、肝心の『その①・プレゼント編』だ。うーん……何にしよう。十代に詳しい神様、知恵を貸してください!

そして当日、待ち合わせ場所に佇んでいる人を一瞬彼女とは思わずに通り過ぎそうになった。
「うわ……見違えました」
今日の彼女は普段よりも大人っぽい装いをしている。そう指摘すると真っ赤になった。
-そういうお店はカジュアルじゃない方がいいのかなと思って
「ちゃんと考えてきて偉いですね」
褒めて学力を伸ばしてきた癖で、つい頭を撫でそうになる。
それにしても女の子は変わるものだ、と面映い気持ちで並んで歩いた。

「これ、ささやかなお祝いです。なかなか思いつかずこんなものになってしまいました……合格おめでとうございます」
リザーブをしていた席で包みを渡す。
開けてもいいですかと聞かれ頷いた。包み紙を開く表情は期待に満ちている。ああ、どんな審判が下るんだろう。
-テーマパークのパスポート!……ありがとうございます!
良かった。外してなかったらしい。
「行く日を指定するそうですよ。あとから気づいたんですが、一人分というのは使いにくいですよね。……何なら私と一緒に遊びに行きます?」
最後の一言は冗談まじりだった。当然流されると思っていた。ところが。
-はい、お願いします!
目を輝かせている……可愛くて参ってしまう。思わず頭を撫で撫で。
……店内の視線を集めていることに気がつくまでうっかり撫で続けてしまった。

談笑のうちに食事が終わり、会計をしている時に「晃」と肩を叩かれた。
見れば、父親が彼女のお父上と並んで立っている。これから食事だという2人は、席が空くのを待っているらしい。
「今日はお祝いをしてくださったそうで。この度は晃くんに本当にお世話になりました」
「いや、愚息がお役に立てたなら何よりでした……おっ」
彼女の姿に目を見開く父。
「今日はやけに大人っぽいね……合格おめでとう」
ありがとうございます、と畏まる彼女を不躾に見ている。その視線はもはやセクハラに近い。
が、なおも父はたたみ掛けた。
「うん。お似合いだし相性もいいみたいだし。晃と将来一緒になってやって」

ん?
「いいですね。晃くんなら安心だ」
中年男性ズを交互に見ると、うんうん、とどちらも頷いている。……何故お父上まで?
ぽかん、と口を開けていた彼女の顔がみるみるうちに赤らんできた。
「……いきなりそんな……この人が可哀想でしょう」
「おや、そうなの。晃じゃイヤ?」
何も言えずに首を横にふる姿が痛々しくて、思わず立ちふさがった。
「もうやめてください」
「やっぱり仲がいいな」
「……店先でする話じゃないですよね。お先に失礼します」
にやつく2人をあとにして急いで店から退出した。


そして、今。
「……っていう、婚約にいたるきっかけ。あったじゃないですか」
-ありましたねぇ
「あの時あんなセクハラっぽいことを言われてどう思ったんですか。傷ついたかなって気になってたんです」
-……ううん。晃さんが『え、こんな子供と私がぁ?冗談じゃないですー』って言ったら嫌だなとは思ってましたけど
「………まさか物真似されるとは思わなかった……」
-似てました?
「かなり」
-あはは
「……まぁ……今となっては、あの人たちに感謝ですね」
-そうなりますね
「……テーマパーク、久しぶりに行きましょうか?」
-!!
「ほら、おいで」

可愛いい反応は変わらない。ただ私が頭を撫でる程度では済まなくなっただけ。
愛しい人の頬に口づけながら、次の休みはいつだっけ?と考えている。


(了)

# mariageわんにゃん発売まであと12日!達己と涼のショートストーリー

mariage-わんにゃん-(CVテトラポット登/切木Lee)の発売まであと12日となりました。
こちらは作品のキャラクター達己と涼にバレンタインプレゼントをくださった方へのお礼状のSSに加筆修正したものです。
2018年の2月のネタでいろいろ時期外れですが、ご興味のある方はぜひどうぞ!

mariageシリーズ公式サイトはこちら
わんにゃんのページ(サンプルボイス公開中)はこちら



「甘苦ショッピング」(達己編)

-たっちゃん、デパートにつきあってもらえるかな?
「いいけど。何を買うの?」
聞けば営業所の男性社員宛てのチョコレートの手配を頼まれたと言う。
気前のいい所長から『福利厚生費から出すからちょっといいものにして』とリクエストされたとのこと。
峯岸さんは美味しいものを知ってそうだから、と言われたらしい。
「それ微妙にプレッシャーだね」そうなの、と不安げなおまえ。
よし、そういうことなら我が家の威信にかけて選んでみましょう、ということでデパートのバレンタイン特設会場に赴いた。

熱気が凄まじい会場の人波を縫うように歩く。
奥さんは明らかに多種多様の商品に目移りしている模様。うんうん、想定内。
その中で日本初上陸らしいチョコレートに目星をつける。
「ひとつ買って味見をしてみようか?」と言うと、ぶんぶんうなずく。
やっぱり自分が食べたいんだよね?うん、それも想定内。

休憩所のベンチで買ったばかりの箱を開けてみる。
プラスチックチョコレートというのだろうか、鮮やかな色彩が工芸品のようだ。
食べるのが惜しくなるが、そこは画像で保存するということで、パシャリ。
-すごく美味しいね
「うん、美味しいね」
幸せの甘いもぐもぐタイムにふたりの顔がほころんだ。

これにしよう、と決めて会場に戻るとその売場に人だかりが出来ている。
「うわ、すっごい混んでる!日本初上陸だから?」
-さっきはこんなに混んでなかったのに!

……そしてその結果。
予算内の品物は人数分の確保ができないことがわかり、峯岸家は敗退、涙を飲んでほどほどの品物を手に入れたのだった。
次の試合(?)はがんばります!  

(了)


「試されるチョコレート」(涼編)

今日はバレンタインデーというとてもめでたい日だが、就業時刻が過ぎたにもかかわらず嫁が帰ろうとしない。
「おまえ抱えてる仕事があるの?」と尋ねると、いいえと首を横に振る。
なんだろう……あ、もしかして。
「わかった、俺宛にチョコレートを用意してなかったんだろ。いいぞ、気にしなくても」
そう言ってもその表情は晴れない。

「そうだな、とりあえずチョコペンを用意してくれればいい」
-?どういう意味ですか?
「おまえの全身にチョコペンで絵を描いてだな、それを俺が舌で」
-涼さん、やめて?……ちゃんとチョコレートはあるんですよ
「じゃ、何を悩んでるんだよ」
-ちょっとしたコラボを思いついて……実行したんですけど、なんだか失敗作のような気がして
「どういうこと?」
-涼さんハンバーグ好きでしょ?で、今朝下ごしらえしてきました
「おう、いいねぇ。それに何の問題があるの?」
-……チーズの代わりにホワイトチョコを真ん中に入れたんですよ……よくよく考えるとどうなのかなって
「え」

ひよこは申し訳なさそうな顔で俺をじっと見ている。
-でも、美味しい可能性も否定できないんです。チョコトンカツなるものも世の中には存在するらしいので……
「へ、へぇー……」
-作っちゃっていいですか?

ひよこの飽くなき探究心。そこは褒めてやらねばならん。だが。
……俺は愛を試されている
さあ、どうする樋口涼!                  

(了)

# 愛妻の日ショートショートストーリー

1/31は「愛妻の日」だそうです。mariageシリーズの愛妻家たちが1/31をどう過ごしたのかというお話です。

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mariageシリーズサイトはこちら


【峯岸家編】

達己「おくさーん、ただいまー。これプレゼントでーす(がさっと花束を渡す)」
-綺麗……どうしたの、このお花?
達「やっぱり知らないよね。まだ全然周知されてないんだな」
-何のこと?
達「1/31って愛妻の日なんだって。花屋さんもへーそうなんですかっていう反応だった」
-おおう……そうなんだ……ありがとう……
達「……あっさりしてますな。嬉しくないの?」
-ううん。すごく嬉しいよ……でも
達「でも?何?」
-うちって毎日そんな感じだから勿体ないなと思って……いいのかな、もらっちゃって?
達「……おくさーん!(がばっと抱きしめる)」



【樋口家編】

涼「(職場でSNSを見ながら)ほう。……ほうほう……ひよこ知ってる?今日は愛妻の日らしいぞ」
-そうなんですか
涼「愛妻家としては見過ごせない日だな」
-いつも十分愛をもらってますから大丈夫ですよ
涼「……反対に愛夫の日はないのかな(と検索を始める)」
-……
涼「……無い。何故だ。夫は愛されなくてもいいのか」
-涼さん、そろそろ帰りましょうか
涼「ひよこ冷たい」
-涼。おまえを愛してるぜ
涼「うっ!(撃ち抜かれる)」



【月村家編】

海「(花屋の店先に駆け込む)……はーよかった、まだお店開いてた!」
-おかえり、海。お疲れ様
海「ただいまおんちゃん。お花、なんか見繕ってくれる?」
-ん?……プレゼント用?
海「そー。おんちゃんの好きな花にしてください」
//ヒロイン、ややあって小ぶりのアレンジメントを海に渡す
海「さすがだな~……はい、これおんちゃんにプレゼントです」
-???
海「今日は愛妻の日なんだって。他の花屋で買う気はしないし、ホントは自分でやれればいいんだけど時間が無くて……ごめんね」
-ううん、いいんだよカイ。ありがとう!
海「喜んでもらえてよかったー」
-そうなんだね。……愛妻の日って妻にお花をプレゼントする日なの?このイベントってもっと広めていいの?
海「……おんちゃん、商人(あきんど)の目になってるよ」


※mariageシリーズはもうちょっと続く予定です。お楽しみに!